こんにちは。管理栄養士の柴戸です。
常備しておくと便利で万能に使える「濃縮だし」を手作りしてみませんか?
市販品だと添加物が気になる方や、素材本来の味を楽しみたい方におすすめです。
手順は材料を入れて煮詰めるだけ。難しい工程はありません。
冷蔵庫で2週間保存もできますよ。
今回は濃縮だしの基本の作り方から、アレンジレシピを4品ご紹介します。
とっても美味しいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
「濃縮だし」の基本の作り方

材料(カップ約5~6杯分の分量)
・干ししいたけ 3~4枚(20g)
・こんぶ 15㎝角
・しょうゆ 3カップ
・酒 2カップ
・みりん 2カップ
- 鍋に材料を全部合わせ一晩おく。そのまま火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にし、3分ほど煮詰める。
- 冷めてからザルでこし瓶などに入れて保存する
焼き野菜のだし浸し 【濃縮だしアレンジ】

野菜をたっぷり食べたいときに。あっさりシンプルがクセになります。
材料(2人分)
・オクラ 4本
・ミニトマト 6個
・油(炒め用) 小さじ1
・手作り濃縮だし 大さじ2
・水 120cc
- ボウルに濃縮だしと水を合わせておく。
- 野菜は食べやすい大きさに切り、オクラはさっと茹でる。
油をひいたフライパンで焼き色がつくまで焼き、器に盛り①をかける。

レンジで1品! 蒸し鶏の生姜だれ

電子レンジで蒸す間に、薬味を刻んで完成する1品。
ボリュームがありつつもさっぱりと食べられるのがいいですね。
材料(2人分)
・長ねぎ 1本
・青ねぎ 適量
・酒・水 各大さじ2
・塩 少々
・濃縮だし 大さじ3
・水 50cc
・生姜 1かけ
・ごま油 小さじ1
- 鶏むね肉はフォークで刺して数か所穴をあける。
耐熱皿に入れ、酒、水、塩をふりラップしてレンジで約6分加熱する。 - 加熱後の鶏むね肉は食べやすい大きさに切り、蒸し汁につけておく。
- 長ねぎは白い部分を白髪ねぎに、青ねぎは小口切りにする。生姜はみじん切りにする。
- 器に鶏むね肉を盛り、白髪ねぎと青ねぎをのせる。
- 容器に蒸し汁とたれの材料をいれて電子レンジで約1分加熱し、④にかけてできあがり。

ツルツルっと食べられる!さっぱりそうめん

食欲がないときでもツルツルっと食べられるそうめん。
すぐできて、暑い日のランチにもぴったりです。
材料(2人分)
・青しそ 2枚
・みょうが 2本
・トマト 1/4個
・手作り濃縮だし 750㏄
・水 150㏄
- 青しそは千切りに、みょうがは縦半分に切って薄切りにする。
トマトはスライスにする。濃縮だしは水と合わせておく。 - そうめんを茹でて冷水にとり器に盛る。
①の濃縮だしをかけ薬味野菜をのせる。

だしを取ったあとの食材でリメイク佃煮

こちらはおまけのレシピです。
だしを取ったあとの食材をリメイク。濃厚でおいしい佃煮の完成です。
材料
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・白ごま 大さじ1
- 昆布やしいたけは細切りにする。
- フライパンに昆布、しいたけを入れ炒める。
- 酒、みりんを加え汁気がなくなるまで炒めたら、白ごまを入れて出来上がり。

おわりに
今回は「濃縮だし」の作り方をご紹介しました。
一晩放置して数分煮詰めるだけの簡単レシピ、思ったより簡単に作れる!と安心されたのではないでしょうか。
しいたけや昆布も佃煮にリメイクして、ついでに一品できるのも嬉しいですね。
「作るのはめんどうだから市販品を選びたい」
そんなときは裏面表示を見てなるべく原材料が少ないものを選ぶと添加物の心配を減らせますよ。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
こんにちは。管理栄養士の柴戸です。 日本では現在、厚生労働省が認めた約1500品目もの食品添加物が使われているのはご存じでしょうか。色鮮やかに見せるため、腐敗を防ぐため、酸化を防ぐため、味付けとしてなど目的や種類もさまざま。 […]