苦味と香りがクセになる!春の山菜で、心も体もリフレッシュ

こんにちは、くらしいきいき管理栄養士の山川です。

春の訪れとともに食卓を彩る山菜。  
ちょっぴりほろ苦くて、香り豊かな味わいが魅力ですよね。
実はそんな山菜、私たちの体にうれしいパワーがたっぷり詰まっているんです。

今回は、春にぴったりの「山菜の魅力」をたっぷりご紹介します!

山菜の“ほろ苦さ”と“香り”に、うれしいヒミツあり

春の山菜ならではの「ほろ苦さ」や「爽やかな香り」。
実はこれ、植物が自分の身を守るために生み出した成分によるものなんです。

たとえば、ふきのとうの苦味には、体の“サビ”を防いでくれる「抗酸化作用」が。
この働きが、細胞の老化をゆるやかにし、生活習慣病の予防にもつながると言われています。

さらに、山菜の爽やかな香りには、食欲を引き出してくれたり、気分をホッと落ち着かせてくれる力も。
香り成分の中には、消化をサポートしたり、抗菌作用をもつものも含まれているんですよ♪

春の味覚を楽しもう! 山菜の種類とおすすめの食べ方

春になると、たくさんの山菜が旬を迎えます。
それぞれに個性があって、お料理のバリエーションも広がりますよ。
特徴を知って、毎日の食卓にぜひ取り入れてみてくださいね。

【たけのこ】
春の定番といえばこれ!
シャキシャキした歯ごたえが魅力で、煮物や炒め物など万能に使えます。

ふきのとう】
ほろ苦い味わいが特徴。
天ぷらにすると香りも引き立ち、味噌炒めもおすすめです。

たらの芽】
ほんのり苦味と香りが楽しめます。
天ぷらが定番ですが、シンプルに和え物にしても美味。

こごみ】
クセがなくやさしい味わいで、柔らかい食感も◎。
おひたしや炒め物にぴったりです。

うど】
シャキッとした歯ざわりと爽やかな香りが魅力。
酢の物やきんぴらなどでどうぞ。

わらび】
独特のぬめりと食感が特徴。
あく抜きをしてから、煮物やおひたしで楽しめます。

ぜんまい】
乾燥させて保存することが多く、水戻ししてから煮物や炒め物に。
じんわり味がしみて美味しいです。

山菜は“食物繊維”がたっぷり

春の山菜には、食物繊維が豊富に含まれています。
この食物繊維、実は私たちの体にうれしい働きをたくさんしてくれるんですよ。


●便秘解消に◎
食物繊維は、便のカサを増やしてスムーズなお通じをサポートしてくれます。
毎朝すっきりしたい方に。

●腸内環境を整える
腸の中にいる“いい菌”を元気にして、腸内フローラのバランスをキープ。
お腹の調子が整うと、体全体も元気に。

●血糖値の急上昇をおだやかに
糖の吸収をゆっくりにしてくれるので、食後の血糖値の急な上がりすぎを防いでくれます。
健康が気になる方にうれしいポイント。


下処理でぐんと美味しく

山菜をもっと美味しく楽しむためには、ちょっとした“ひと手間”がポイントです。

独特のえぐみや苦味が気になるものは、下処理として「あく抜き」をしてあげましょう。
たとえば、さっと茹でたり、水にさらしたりすることで、クセが和らいで食べやすくなりますよ。

ひと工夫で、春の味わいがもっと身近に、もっと美味しく楽しめます。

シャキッとした筍の歯ごたえがいいアクセント。
やさしい味付けで、食べるとなんだかほっとする… そんな癒しの一品。
思わずおかわりしたくなる美味しさです!

レシピや作り方は、下の画像をクリックしてくださいね★

クックパッドでもご紹介中です。

山菜パワーで、春をもっと元気に楽しもう!

今回は山菜のもつ魅力についてご紹介しました。

春の食卓に、彩りと元気をくれる山菜。
山菜ってちょっとハードル高いかも…と思っていた方も、ぜひ気軽に手にとってみてくださいね。

旬の美味しさを楽しみながら、心も体もよろこぶ毎日を過ごしましょう。