こんにちは。管理栄養士の柴戸です。
春の訪れを感じる食材といえば菜の花。
つぼみには花を咲かせるための養分がぎゅっと詰まっていて栄養満点です。
菜の花がもつ独特の苦みは、冬に蓄積したものを排出させ、からだを目覚めさせてくれるでしょう。
さて、今回は「菜の花」を使ったおすすめのレシピを4つご紹介します。
あわせて菜の花の栄養や上手な選び方、保存方法などもまとめました。
旬の食材を使ったおいしい献立で、あなたも春を感じてみませんか?
春の訪れを感じる「菜の花」を使ったレシピ4選
菜の花は黄色と緑の明るい彩りで、食卓をにぎやかにしてくれますね。
今回ご紹介するレシピは簡単にできるものばかり。気軽にチャレンジしてみてください。
菜の花のレモンマリネ
菜の花の苦みとレモンのフレッシュな香り。だしの味がしっかりきいた和風のマリネです。
多くの調味料は使わず、やさしい味わいに。
箸やすめにもぴったりの爽やかな味を堪能ください。
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- 菜の花 1束
- いか(茹で) 100g
- しょうが(千切り)20g
- レモン(輪切り) 1/2個(40g)
- ★だし汁 1カップ
- ★塩 小さじ2
- ★しょうゆ 小さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
![しばと](https://kenko-recipi.com/wp-content/uploads/2020/01/bb7511049f8df53ba8112d393c8c17eb.jpg)
だしをしっかり吸わせましょう!
- 菜の花を茹で、水気を絞っておく。
- ★をボウルに混ぜ合わせ、菜の花を入れて浸しておく
- 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、いか、しょうが、レモンを入れてさっと火を通す。
- ③の鍋に②を入れて、混ぜ合わせて出来上がり。
![Cpicon](https://img3.cookpad.com/image/link/cpicon.gif)
菜の花のにんにく炒め
菜の花の苦みとにんにくの香ばしさが、食欲をそそります。
赤唐辛子をぴりっときかせた大人のおつまみです。
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- 菜の花 1/2束
- 塩 少々
- にんにく 1かけ
- 赤唐辛子 1本
- 油 小さじ1
- 菜の花は塩ゆでし、半分に切り水気をしぼっておく。
- にんにくは薄切りにする。
赤唐辛子は中の種を取り除き輪切りにする。 - フライパンに油、にんにく、赤唐辛子を入れて熱し、菜の花を加えて炒める。
塩を振り、さっと炒めたら出来上がり。
![Cpicon](https://img3.cookpad.com/image/link/cpicon.gif)
菜の花の酢味噌がけ
春ならではの菜の花の苦みをしっかりと感じることができる一品。
酢味噌もぜひ手作りしてみませんか? 甘めの酢味噌がよく合います。
![](https://kenko-recipi.com/wp-content/uploads/2021/02/eaf1028399f442000c1d65cb9471d3f9-800x533.jpg)
- 菜の花 1/2束
- 塩(茹で用) 少々
- 酢 大さじ1
- 白みそ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
- 菜の花は軸の固い部分を切り落とし、茹で用の塩を入れた熱湯で茹でる。
水気をしっかり絞り、長さ3~4㎝に切る。 - ボウルに酢・白みそ・砂糖を入れ混ぜ合わせ、酢味噌を作る。
器に菜の花を入れ、酢味噌をかけたら出来上がり。
![Cpicon](https://img3.cookpad.com/image/link/cpicon.gif)
菜の花とエビのカリカリじゃこサラダ
菜の花が苦手なお子様でも、おいしく食べられるレシピを考えました。
冷めてもおいしいので、お弁当の一品にもいいですね。
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- 菜の花 1束
- むきえび(ボイル)150g
- 卵 2個
- ちりめんじゃこ 20g
- マヨネーズ 大さじ2
- マスカルポーネチーズ 大さじ1
- ブラックペッパー 適量
- 砂糖 小さじ1
- 塩 少々
- 油 小さじ1
- 菜の花を塩茹でし、冷水にとって荒熱をとる。三等分にカットし水気をきっておく。
- マヨネーズとマスカルポーネを合わせてソースを作る。
- ちりめんじゃこをフライパンで焦げないように乾煎りし、器にうつす。
- 卵を割りほぐし、砂糖と塩で味付けをする。油をひいたフライパンで炒り卵を作る。
- すべてを②のソースで和え、最後にブラックペッパーをかけて出来上がり。
![Cpicon](https://img3.cookpad.com/image/link/cpicon.gif)
菜の花の栄養・選び方・保存方法
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菜の花にはどんな栄養があるの?
菜の花やキャベツ、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物に含まれる「グルコシノレート」は、強い抗がん作用のある成分として注目されています。
肝臓の解毒作用を強化し、花粉症などのアレルギー疾患にも有効です。
またビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラス。
![しばと](https://kenko-recipi.com/wp-content/uploads/2020/01/bb7511049f8df53ba8112d393c8c17eb.jpg)
体の抵抗力を高め、風邪や貧血の予防にも効果がありますよ
- カロテン
- ビタミンC
- ビタミンB₁
- ビタミンB₂
- 葉酸
- カルシウム
- 鉄
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選び方のコツは?
つぼみが密集していてそろっているもの、葉や茎がやわらかく、切り口がみずみずしいものがおすすめです。
花が咲き始めると味が落ちるので、できるだけ早いうちに食べましょう。
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おいしさをキープする保存方法はこれ!
濡れた新聞紙などで包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。
冷凍する場合は固めにゆで水気を絞ってから、ラップで包み保存しましょう。
おわりに
今回はマリネやソテーから定番の和え物まで、菜の花を使ったレシピを4つご紹介しました。
気になったレシピがあれば、ぜひお試しくださいね。
菜の花のおいしい時期は12月~3月! 旬を味わい尽くしましょう。
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------■参考文献■-----------
『からだにおいしい野菜の便利帳』 板木利陸監修