腸活の力強い味方!「きのこ」を食べよう

こんにちは、管理栄養士の山川です。

今回のテーマは腸活に効果的な食材「きのこ」に注目。
腸活の味方であるきのこがもつ腸活効果や、きのこを取り入れるレシピなどをご紹介します。

なぜきのこが腸活にいいの

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 23076513_s.jpg

きのこは食物繊維が豊富で、特にβ-グルカンという水溶性食物繊維が注目されています。

① 免疫力アップ
② コレステロール値の上昇をおさえる
③ 腸内環境改善

免疫力アップ

β-グルカンが免疫細胞を活性化させ、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高めます。

抵抗力を高めることで、正常な細胞が悪性の細胞へと変化する、
いわゆる細胞のガン化をおさえるはたらきをします。

コレステロール値の上昇をおさえる

β-グルカンはコレステロールを吸着して、体外へ排泄するはたらきがあります。
その結果、体内のコレステロール値の上昇をおさえるはたらきをします。

腸内環境改善

食物繊維の一種であるβ-グルカンは善玉菌を増やします。
善玉菌が増えると、便秘解消や腸内のガスの減少につながります。

きのこはビタミンDが豊富

きのこには、カルシウムの吸収を促進し骨を強くする働きがあるビタミンDが豊富に含まれています。

継続的にとることで骨粗鬆症予防に役立ちます。ぜひ意識してとってみましょう。

まいたけ
・エリンギ

えのきたけ
マッシュルーム
ぶなしめじ
しいたけ

きのこをもっと美味しく、栄養価もアップさせる方法

冷凍でもっと美味しく

使い切れない場合はジッパー付きの保存袋などに入れ、冷凍庫で保存します。
調理する時は凍ったまま使ってOK。

冷凍することで細胞が壊れ、酵素のはたらきでうま味が増します。

※長期保存は味が落ちやすくなるため、早めに使い切りましょう。

乾燥で栄養価もアップ

しいたけは干すことで「エルゴステロール」という成分がビタミンDに変化し、カリウムの含有量がアップします。また、生のしいたけよりも、旨み成分である「グアニル酸」が多く含まれています。

これらのことから、栄養価を高めたいのであれば乾物のきのこ類がオススメ

使うときは水戻しをすることでグアニル酸が増加し、旨みが強い出汁がでます。
栄養を最大限に活かすには戻し汁も活用する、汁物に入れるなど丸ごといただくと、
余すことなく栄養がとれますよ。


 

▼乾物を使ったレシピはこちらの記事でご紹介しています。あわせてご覧ください。

関連記事

長期保存が利くため、防災備蓄や「あと一品」のお助け品として役に立つ”乾物”。常備している方も多いのではないでしょうか。 生の食材を乾燥させるだけで甘みや旨味がギュッと濃くなり、栄養価もアップする乾物ですが、特に注目なのは食物繊維を豊[…]

おすすめの簡単きのこレシピ

きのこは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに最適な食材。
ここからは、きのこをたっぷり使った腸活にぴったりのレシピを3つご紹介します。

ヘルシーでも食べ応え抜群!えのきナゲット

お豆腐と鶏ひき肉でヘルシーに、えのきをくわえてボリュームアップ!
食べ応え抜群でダイエット中にもおすすめのレシピです。

えのきナゲット

材料(2人分)

・鶏ひき肉     150g
・絹ごし豆腐    150g
・えのき      1袋(100g)
・油        大さじ3

【A】
・片栗粉      大さじ2
・塩こしょう    少々
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・おろしにんにく  小さじ1/3

【つけあわせ】
・レタス、トマト  お好みで

  1. えのきは石づきを切り落とし、1㎝幅くらいのざく切りにする。
  2. ボウルに鶏ひき肉、豆腐、えのきとAを入れしっかり混ぜる。
  3. フライパンに油を入れ中火にかけ、スプーンで②をすくい丸めてフライパンに並べる。
  4. 両面に焼き色がつくまで揚げ焼きにする。器に盛り、お好みでレタスやトマトを添えてできあがり。

焼きしいたけの白和え

しいたけを焼くことで風味がアップ!ひと手間くわえてさらにおいしく。
豆腐の水切りはレンジで手早く簡単にできます。

材料(2人分)

・しいたけ  6枚
・にんじん  1/3本
・木綿豆腐  1/4丁

【A】

・ねりごま  大さじ1
・砂糖    大さじ1
・塩     少々

  1. しいたけは軸を切り取り、しんなりする程度に焼き5~6mm幅に切る。
  2. にんじんは細切りにして、600Wのレンジで1分程加熱する。
  3. 豆腐はキッチンペーパーで包んで耐熱容器に入れ、600Wのレンジで3分程加熱し水気を切る。
  4. ③をボウルに移し、Aを加えなめらかになるまで混ぜる。①②をくわえて和えてできあがり。

焼き餅のきのこあんかけ

きのこはどの種類でもOK。たくさん入れるとうま味もアップ!
お餅以外に豆腐や白身魚にも合う万能あんかけレシピです。

材料(2人分)

・切り餅         2個
・お好きなきのこ(まいたけ、しめじ使用) 各50g
・ごま油         小さじ1
・みつば         適量

【A】
・水           200ml
・出し汁             2カップ
・しょうゆ・酒・みりん  各大さじ1
・水溶き片栗粉      大さじ1
・おろししょうが     適量

  1. まいたけ、しめじは石づきを取り、ほぐす。
  2. 鍋にごま油を熱し、まいたけ、しめじを炒めしんなりしたらAを加える。
  3. 沸騰したら火を弱めて水溶き片栗粉を混ぜながら加える。中火にしてとろみがつくまで混ぜながら加熱する。
  4. 4等分に切った餅をトースターで焼き色がつくまで焼き、器に取り出す。その上にあんをかけ、みつばとおろししょうがをのせてできあがり。

おわりに

今回はきのこがもつ腸活効果や、きのこを取り入れるレシピをご紹介しました。

きのこは低カロリーで栄養豊富だけでなく、腸内環境をととのえ、免疫力向上にも役立つスーパーフード。ぜひ色々なきのこの種類を食事にとりいれてみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。