こんにちは。管理栄養士の柴戸です。
多くの種類があり、ほぼ一年中出回っていて食卓にのぼりやすいカレイ。
栄養面でも高たんぱく・低脂肪で消化吸収もよく、食べやすい白身魚でお子様から高齢の方まで幅広く人気のお魚です。
今回はその人気のカレイを使ったレシピをご紹介。
ほろりととけるカレイのおいしさをぜひご堪能ください。
「カレイ」について
カレイに含まれる「タウリン」。
タウリンはアミノ酸のひとつで、肝臓の大きな働きである代謝を促進し、解毒作用を助けてくれます。
この働きは、動脈硬化の予防やコレステロール値の低下などに効果がありますよ。
また、低脂肪のため消化が良いのも特徴◎
胃に負担がかかりにくいので、体調がすぐれないときにもおすすめの食材です。
おいしいカレイの選び方

肉厚で表面にツヤとハリがあり、お腹が白くてしまっているものを選びましょう。
切り身の場合は、骨の周りから血がにじんでいないものをチョイスして。
【豆知識】カレイとひらめの見分け方
身が平らで、よく似ている「カレイ」と「ひらめ」。
見分け方はご存知ですか?
”左ヒラメの右カレイ” と言葉があるように、
・ヒラメは体の左側
・カレイは体の右側に目が寄っています。
またカレイは砂の中で餌を待ち構えているので、目が少し飛び出ているのも特徴的。
機会があれば、じっくり観察してみてください。
カレイの煮付け
体を温める効果のあるしょうがをたっぷり使った、カレイの煮付けです。
からだを温めると血行が良くなり免疫力がアップ。
寒くなるこの季節。からだの抵抗力を強くして、ウイルスから身を守りましょう。

材料(2人分)
・カレイ 2切れ
・しょうが 1かけ
・酒・しょうゆ 各大さじ2
・きび砂糖 小さじ2
・白髪ねぎ 4㎝分
・小松菜 2枚
- しょうがは千切りに、小松菜は茹でて水気を絞り、食べやすい大きさに切る。長ねぎは白髪ねぎ(細切り)にする。
- フライパンに、水300㏄としょうが、調味料を合わせ火にかける。
- 煮立ったらカレイの皮目を上にして並べ入れ、途中煮汁をかけながら落し蓋をして15分程煮る。
- カレイを器に盛り、小松菜を添える。白髪ねぎをのせ煮汁を回しかける。
カレイのムニエル
食べやすい白身魚をカレー粉で味つけしました。
高たんぱく・低脂肪で消化吸収も良し。子どもからご年配の方まで大人気のレシピです。

材料(2人分)
・カレイ 切り身2枚
・薄力粉 小さじ1
・カレー粉 小さじ1
・塩・こしょう 少々
・オリーブオイル 小さじ1
・(付け合わせ)お好みで
- カレイに塩・こしょうをふり、ペーパーでカレイの水気をふく。
- 薄力粉・カレー粉を合わせ両面にまぶす。
フライパンにオリーブオイルを熱し、中火でカレイを色よく焼く。 - 焼けたら器に盛り、つけあわせを添えて出来上がり。

おわりに
低脂肪で消化がよく、食べやすいので大人気のお魚「カレイ」を使ったレシピをご紹介しました。
煮付けやムニエルだけでなく、お刺身や蒸し物などにも向いている万能食材のカレイ。
良質なたんぱく質で、体力の向上にも役立ちます。
色々な調理法で楽しみながら、免疫力も同時にあげていきましょう!