いそがしい現代の食生活は、食事時間も噛む回数も減り、昔と比べて噛む回数が半分以下になっているとか!
食の欧米化に伴い、たべやすくてやわらかいメニューがふえたり、TVを見ながら・新聞を読みながらの「ながら食べ」も噛む回数を減らしている一因に。
よく噛むことは、免疫力アップにもつながります。
今回は、よく噛むことがもたらすメリットと、噛む回数をふやすためのワザをご紹介。
これを読んで、まずは一日一食から、よく噛むことを意識してみてくださいね。
よく噛むことで得られる効果とは

こんなことばを聞いたことがありますか?
「ひみこの歯がいーぜ」
この「ひみこの歯がいーぜ」。
学校食事研究会という団体が、よく噛むことのメリットをわかりやすい標語にしたもの。

ひ:肥満防止。ゆっくり食べることで過食をせずに済みます。
み:味覚が発達。食事に集中することで、素材の味を楽しめるようにように。
こ:発音はっきり。 口の周りの筋肉を使うことで、あごの発達を助ける。
の:脳の発達。脳に刺激を与えることで、認知機能低下防止に。
歯:歯の病気予防。唾液がたくさんでることで、口腔内の殺菌や除菌効果をもたらす。
が:がん予防。唾液に含まれる酵素で発がん性物質の毒性を除去。
い:胃腸快調。唾液中のホルモンが細胞に活力を与え、内臓の働きを助けてくれる。
ぜ:全身の体力向上と全力投球。
注目なのは、がんの予防ができる点。
30回~50回噛むことで、食品に含まれるさまざまな発がん物質の毒性を、唾液に含まれる酵素(ぺルオキシターゼ)が消してくれるという研究結果が出ています。
よく噛むことは病気の予防に効果的ということですね。
噛まない習慣がもたらす悪影響
噛む回数が減ると当然「噛む力」も弱まります。
噛む力が弱まると、どうなるのでしょうか?
- あごの発達が不十分になる
- 口呼吸を招く(呼吸の質がよくない)
- 歯並びが悪くなる
- 顎関節症や歯周病にかかりやすくなる

どうしたらしっかり噛む習慣がつくでしょうか?

食事で工夫できることがたくさんありますよ!
噛む回数をふやすコツ
作るときと食べるとき、噛む回数をふやせるポイントがいくつもあります。
①噛みごたえのあるメニューを作る
- 食材を大きめにカットする(乱切りや厚め)
- 硬い食材をいれる(じゃこやくるみ、豆など)
- 野菜や海藻類など、食物繊維が多いものを選ぶ
- 硬めに調理する(火を通しすぎない)
- 素材を味わえるように薄味にする
②食べるときに意識すること
- ひと口の量を少なくする
- ふだんより5回多く噛むことを意識する
- お茶や水で流し込まない
- 食事時間をはかってみる(20分以上はかけましょう)
大きく切ることは、食べごたえもでて満足度があがります。
また硬い食材や硬めに調理することで、よく噛まないと食べられない状況を作りだすのもポイント。
まずは一日一食から、よく噛む習慣を始めてみませんか?
よく噛んで免疫力アップ!かむかむレシピ3つ
よく「噛める」、かむかむレシピをご紹介します。
切干大根のサラダ
切干大根を茹でずに短時間で水戻しすることで、くせのある食感を楽しむことができます。

野菜のうま味が引き立つ、根菜のラタトゥイユ
大きく切って食べごたえをアップさせることで、
野菜がたっぷりでも満足度があがること間違いなし!

大豆といりこのごまからめ
昔懐かし、給食の定番メニュー。
大豆は全体がカリッとなるまでくっつかないように炒めると、調味料がよくからんでおいしく仕上がります。

おわりに
いかがでしたか?
よく噛むことはいいことだらけ。
しっかり噛んで脳に刺激を送りましょう。
時間をかけてゆっくりと食事をすることで、副交感神経の働きをよくし、免疫力を高めましょう。
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