「栄養をつけたいのに食欲がでない」「食欲がなく、体重も減ってきた」
毎日暑い日々が続く中、こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
夏バテや病気でいつもより食欲が減退したとき、どんなものを食べるようにしていますか?
食事量の低下は基礎体力の低下にもつながります。
免疫力向上のために、しっかりとした食事を摂りたいですね。
今回は食欲不振になったときに試したい食事のテクニックと、食欲がないときでも食べやすいレシピをご紹介します。
困った時にはぜひお試しください。
食欲不振のときはこんな工夫がきく
食欲がでないとき、少しでも食べられたら嬉しいですよね。
お料理にちょっとした工夫をすることで、ひと口、ふた口…。
もしかしたら完食も夢ではないかも!?

しばと
おすすめの方法は5つ!
- 噛みやすい調理法
- つるんと飲み込みやすい調理法
- のどを通りやすい調理法
- 気分を変えて楽しく食べられる方法
- 気が向いたときにすぐに食べられるように準備しておく
小さなお子様からお年寄りの方まで、どなたにも応用できるテクニック。
ひとつずつご紹介します。
噛みやすい調理法(やわらかく!)
- 卵とじやお豆腐などのやわらかい食品を選ぶ
- 肉をたたいて柔らかくする、隠し包丁を入れるなど、下ごしらえの段階でひと工夫する
- 圧力鍋などを利用し、やわらかく調理する
- あんかけや白和えなど、とろみをつけた調理にする

おすすめレシピ:毎日作りたくなる、春菊の白和え
材料(2人分)
- 春菊 1/2束
- にんじん 1/4本
- 豆腐 1/4丁
- ◎味噌・きび砂糖・ごま油 各小さじ1
- ◎練りゴマ 小さじ2
作り方
- 豆腐はキッチンペーパーなどで水きりする。(レンジで1分チンでOK。)
- 春菊をゆがき冷水にとり4cm幅に切る。にんじんは千切りにし油で炒める。
- ボウルに水切りした豆腐をつぶしながらいれ、◎の調味料をすべて混ぜ和え衣を作る。
- ②の春菊とにんじんを和えて出来上がり。
飲み込みやすい調理方法
- 煮こごりやとろろかけご飯のように、すべりやすく、まとまって、べたつかない形態
- フレンチトーストや揚げ煮、ポタージュなど水分を補う調理
- ゼラチンや寒天を活用し、とろみをつけたりゼリー状にする

おすすめレシピ:アスパラとえびのポン酢ジュレがけ
材料(4人分)
- アスパラガス 10本
- えび 6尾
- ◎ポン酢 180cc
- ◎だし汁 100cc
- ◎ゼラチン 5g
作り方
- アスパラガスは3㎝ざく切りして塩ゆでし、えびは背ワタをとり、塩・酒を入れたお湯で茹でる。
- (ポン酢ジュレ)水でふやかしたゼラチンとポン酢、だし汁をすべて鍋に入れ温める。粗熱がとれたらタッパーに流し入れ、冷やす。
- アスパラガスとエビを盛りつける。ジュレをくずしてかけてできあがり。
のどを通りやすい調理法
- 温かい麺や野菜の煮物など、やわらかく、すりつぶしやすい固さにする
- 少量ずつこまめに、くだいて食べる
- きざんだりミキサーにかける

おすすめレシピ:鮭と豆乳の味噌リゾット
材料(2人分)
- ごはん お茶碗1杯分
- 生鮭 1/2切れ
- オリーブオイル 小さじ1
- 水 100cc
- 豆乳 200cc
- 味噌 大さじ1
- むき枝豆(冷凍) 適量
作り方
- むき枝豆は解凍し、鮭は火を通してほぐしておく。
- 熱した鍋にオリーブオイルをひき、鮭をさっと炒めたら、ご飯と水、豆乳を入れ煮立たせ、味噌で味をととのえる。
- 味が馴染んだら枝豆をくわえ、ひと混ぜする。
- 器に盛って出来上がり。
気分を変えて楽しく食べられる方法
- お庭やベランダ、公園など、いつもとはちがう場所で食事をしてみる
- 彩りよく盛りつける
- 少なめに用意して、食べきれた達成感を出す

おすすめレシピ:おもてなしにも!食べやすいひとくちサラダ
材料(2種・各6個)
- ミニトマト 3個
- きゅうり 1/2本
- ラディッシュ 1個
- うずらの卵 3個
- ボイルエビ 12尾
- ◎オリーブオイル大さじ1
- ◎塩・こしょう 適量
作り方
準備)ドレッシングの材料◎を混ぜておく
- ミニトマトは半分に切り、きゅうりは5ミリ幅、ラディッシュは薄切りにする。うずらの卵は半分に切る。
- 1つはミニトマトときゅうり、ボイルエビを。もう1つはうずらの卵ときゅうり、ラディッシュとボイルエビを重ねて串に刺す。
- ドレッシングをつけてお召し上がりください。
すぐに食べられる工夫
- 果物やゼリーなど、いつでも食べられるように用意しておく
- まとめて調理して小分けにして冷凍する
- 栄養補助食品を常備する

おわりに
いかがでしたか?
どうしても食欲が出ないときに、試してみたいテクニックを5つご紹介しました。
食事がじゅうぶんにとれない時には、栄養を補ってくれる「栄養補助食品」を活用する手もあります。
食欲不振を長引かせないために、毎日できることから始めてみてくださいね。
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