胃切除症候群との上手なつきあいかた

こんにちは。

胃を手術した後に起こる後遺症にはどんなものがあるのでしょうか。
なにをどれだけ食べたらよいのか、食べられるもの、食べてはいけないものは?

今回は、「胃切除症候群」についての主な症状や原因、
おすすめの食品や控えたい食品などについてまとめました。

食べ方のポイントについては、過去記事を参照くださいね。


胃切除後症候群の種類

・早期ダンピング症候群
・後期ダンピング症候群
・逆流性食道炎
・貧血
・味覚の変化         など


それぞれの具体的な症状、原因と対策について詳しくみていきましょう。

◎早期ダンピング症候群

【症状】食事中や食事の直後
・冷や汗や動悸、めまい
・腹痛、下痢
・吐き気、嘔吐

【原因】 胃の中にたべものをためておく機能が失われるため、食べたものが小腸にあふれるように流れ込むため。

【対策】一度にたくさん食べる事は避け、少しずつゆっくりとよく噛んで食べる。
また、水分は固形物より早く腸に移動してしまうため、食事中の水分の摂り過ぎは避け、症状があらわれたら安静にしましょう。

◎後期ダンピング症候群

【症状】食後約2~3時間後
・頭痛やだるさ
・発汗やめまい
・手指の震え

【原因】食べ物が素早く小腸に流れるため、血糖値が急激に上がり、血糖値を下げようとインスリンが多く分泌され、低血糖状態になるため。

【対策】血糖値の急上昇・急降下を防ぐためには、あめ玉やブドウ糖を持ち歩き、すぐに対処できるようにしておくと安心。
三度の食事と間食で、こまめに食べ物を口にしておきましょう。

◎逆流性食道炎

【症状】
・常に食べ物がつかえている感じ
・胸やけ
・のどの痛みや違和感

【原因】今まで胃に入った食べ物の逆流を防いでいた胃の入り口(噴門部)を切除し、そのはたらきがなくなったために、食べ物や消化液が逆流してしまうため。

【対策】食後はすぐに横にならないようにしましょう。食べ物も揚げ物やアルコール、コーヒーなどはなるべく避け、食べ過ぎや飲みすぎに注意。

◎貧血

【症状】術後2~3ヶ月ぐらいから
・動悸や息切れ
・めまい
・疲れやすい
・口内炎や口角炎

【原因】赤血球を作るのに必要な鉄分とビタミンB12の吸収が悪くなるため。

【対策】鉄分やビタミンB12を多く含む魚介類や鶏レバー、緑黄色野菜を食べること。また、鉄剤の飲用やビタミンB12注射をすすめられることもあります。食事面と病院での治療で対処していきましょう。

◎味覚の変化

【症状】
・何を食べても味がしない
・味が薄く感じる
・口の中に苦みや渋みを感じる

【原因】味を感じる器官に必要な亜鉛不足のため。また、貧血も味覚に変化をもたらす原因とも。

【対策】 なるべく亜鉛を多く含む魚介類や大豆類を摂取する。
また、酸味やしょうが、スパイスなどを適度に取り入れて味にメリハリをつけ、食欲を刺激しましょう。


どんなものを食べたらいいの?

胃を切除した後は食べてはいけないものがありそうな気がしますが、基本的には何でも食べてOK!
しかし術後1年くらいまでは無理せず、自分の症状に合わせて食事の内容や調理法などを工夫していきましょう。

おすすめの食品

  • やわらかいごはん、そうめん、うどん
  • 卵(半熟状態)
  • 白身魚(たら・ひらめ・かれい・たいなど)
  • お豆腐、納豆、湯葉、白みそ
  • 豆乳、スキムミルク、ヨーグルト
  • かぼちゃ、ほうれん草、トマト、にんじん、キャベツ(加熱して柔らかく)

こんなメニューがおすすめです↓↓(一例)

Cpicon (がん治療中の方に)かぼちゃのリゾット by くらしいきいき
Cpicon (がん治療中の方に)胃にやさしい麻婆豆腐 by くらしいきいき
Cpicon 術後の体力回復に!白身魚のみぞれ煮 by くらしいきいき

できるだけ控えたい食品

  • 生卵、生肉、刺身
  • バター、プロセスチーズ
  • 脂肪の多い肉、魚
  • 小魚の多い魚
  • コーヒー、ココア、濃い緑茶、酒、炭酸飲料
  • 塩辛いもの

おすすめの食品、控えたい食品

勝健一監修(2008)「胃・十二指腸潰瘍に効く食事」(主婦の友社)より

まとめ

いかがでしたか?
今回は、胃を切除したあとに起こる様々な症状についてご紹介しました。
あまり食欲がないときは無理をせず、「食べられる量」を、よく噛んで食べるようにしてくださいね。


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